引用数で第3位、規模で第6位の研究出版社であるFrontiersでは、研究記事の閲覧回数は23億回を超え、オープンリサーチの威力を証明しています。ただし、1Passwordを統合する前は、Frontiersにはグローバルなパスワード管理ソリューションがなかったため、異なるサービス間でパスワードが使い回されていました。

Frontiersはセキュリティー強化の必要性を認識し、サイバーセキュリティーリーダーのDiego de Haller氏を招き、強力なサイバーセキュリティープログラムを開発しました。De Haller氏は以前の会社で1Passwordを使用していたため、Frontiersのワークフローに1Passwordが与える大きな影響を知っていました。

Frontiersでは、独自のシングルサインオン（SSO）ソリューションを備えたクラウドコンピューティングプラットフォームであるMicrosoft Azureが使われていました。De Haller氏は、Azureと1Passwordを併用することで、チームのセキュリティープロセスを効率化できることを発見しました。同氏は1PasswordのUnlock with SSO機能を実装し、従業員がAzureのクレデンシャルを使用して1Passwordにすばやくサインインしてロック解除できるようにしました。これにより、従業員が新しいクレデンシャルセットを作成して記憶する必要がなくなり、職場のあらゆるものに強力で一意のパスワードを簡単に使用できるようになりました。

導入後1週間以内に、Frontiersの従業員の半数以上が1Passwordを使い始めました。それ以来、De Haller氏と彼のチームは、世界中で1,400人以上の従業員をオンボーディングしてきました。De Haller氏は、1Password SCIM Bridgeも活用して、従業員のオンボーディングとオフボーディングのプロセスを簡素化しました。現在、新入社員は初日から共有ログインにアクセスでき、迅速かつ安全に開始できます。

1Passwordの統合により、セキュリティー管理が簡素化されただけでなく、従業員の採用率と生産性も向上しました。また、新入社員のオンボーディングや忘れたパスワードのリセットに費やすITサポートの時間も大幅に削減されました。Frontiersは、1Passwordによってセキュリティープログラムを刷新し、アプリケーションの機密性、整合性、可用性を確保することに成功しました。

出典：1Password