フルスタックデータプラットフォームであるY42は、急速な成長を遂げています。2021年にわずか15人の従業員でスタートした同社は、2022年2月までにチームメンバーが100人近くにまで増加しました。この急速な拡大に伴い、同社は新入社員を安全かつ効率的にオンボーディングする方法を必要としており、1Passwordが導入されることになりました。

Y42のオペレーション担当副社長Hai Nguyen Mau氏は、会社全体のシステムの設計を任されました。彼は、1Passwordが、全員が正しい認証情報を持っていることを保証するために不可欠なツールであることに気付きました。1Passwordにより、複数の人を安全かつ同時にオンボーディングできるようになりました。

オンボーディングプロセスを効率化するために、Y42は1Passwordのきめ細かな権限設定を使用しました。階層的な会社構造を作成し、各レベルにVaultを割り当てました。例えば、会社全体のVault（レベル1）、マーケティング用のVault（レベル2）、成長マーケティング用のVault（レベル3）がありました。この構造と1Passwordグループを組み合わせることで、権限を正確に制御できるようになりました。

Y42は、会社全体でシングルサインオン（SSO）を実装するためにOktaも採用しました。Oktaの認証情報を1Password内に保存し、チームとIDを1Passwordに接続してグループを自動展開しました。この統合により、オンボーディングプロセスがさらに効率化され、会社のデータが保護されました。

Mau氏はまた、1Passwordがワークフローの効率に与えた影響も評価しています。Touch ID機能により、従業員が認証プロセスに煩わされることなくワークフローを継続できるようになりました。

Y42は成長を続けており、1Passwordを自社のインフラストラクチャーにさらに統合し、コンプライアンスに対応するためにITセキュリティーマネージャーを採用する予定です。また、1Passwordのサポートを受けて、SOC 2およびISO 27001コンプライアンスの達成に向けて取り組んでいます。

Mau氏は「1Passwordがなければ、セキュリティーを維持しながら、どうやって成長し、これほど多くの人を雇用できたか分からない」と述べ、1PasswordのおかげでY42が安全に成長できたことに満足しています。

出典：1Password