1PasswordがRails Foundationに参加し、開発者エコシステムを強化

大手セキュリティーツールプロバイダーの1Passwordは、Rails Foundationのコアメンバーとして参加することを発表した。この動きは、資金援助だけでなく、時間とリソースを投入して一流のセキュリティーツールを構築することで、Railsエコシステムをサポートするという同社の取り組みを表している。同社のCEOであるJason MellerもRails Foundationの取締役会に参加し、あらゆるレベルの開発者にとってRailsがよりアクセスしやすく、価値のあるものになることに注力する。

1PasswordはRailsで書かれていないにもかかわらず、同社はRailsコミュニティーに強い関心を示している。過去数年間で、1Passwordは単純なパスワードマネージャーから包括的なセキュリティー ソリューションプロバイダーへと進化した。同社はセキュリティーと人間性が交わる複雑な問題を解決することに熱心であり、Railsをこのミッションの重要な部分と見なしている。

Rails Foundationへの参加を決定した主な要因は、Railsの将来性、活気のあるRailsコミュニティー、Railsがもたらす課題の3つだ。今年初め、1Passwordは、SSOプロバイダーと統合してアプリへの安全なアクセスを確保する製品であるKolideを買収した。買収後、1Passwordは、全てのユーザー、デバイス、アプリの全ての認証を保護するためにKolideの機能を組み込んだプラットフォームであるExtended Access Management(XAM)を立ち上げた。XAMの成功により、1PasswordはRailsへの投資を倍増させた。

RailsアプリケーションであるKolideは、Databricks、Discord、Anduril、Robinhood、Hugging Face、Asanaなどの企業の何百万もの認証におけるデバイストラストの強化に役立ってきた。毎月数十億の非同期ジョブを処理し、99.99%という驚異的な年間稼働率を維持している。Kolideの成功とそれが表す価値(実行速度、集中力、職人技、顧客ケア)が、1PasswordがRailsを使用するという決定に影響を与えた。

1PasswordのRails Foundationへの投資は、Railsコミュニティーへの取り組みとRailsの可能性に対する信念の証だ。同社は、講演、チュートリアルの作成、リソースの提供、貢献の提出、ベストプラクティスの共有、関係者全員にとってソフトウェア構築がより安全になるソフトウェアの構築などを通じて、コミュニティーに貢献したいと考えている。

1Passwordは、Rails Foundationに参加することで、これまで同様の課題を乗り越えてきた人々から学び、その成果をコミュニティーと共有したいと考えている。同社は現在、チームに参加してこの刺激的な取り組みに貢献してくれるRails開発者を募集している。

出典:1Password


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