1PasswordがAWS MarketplaceでXAMを開始
サイバーセキュリティー業界の大手企業1Passwordは、プライベートオファーを通じてAWS MarketplaceでExtended Access Management(XAM)が利用可能になったことを発表した。この開発により、組織はAWSエコシステムのメリットを活用しながらセキュリティーを維持することがはるかに容易になる。
XAMは、IDおよびアクセス管理環境における重大なギャップに対処する、セキュリティーソフトウェアの新しいカテゴリーだ。IDアクセス管理(IAM)とモバイルデバイス管理(MDM)の機能を、現在管理されていない、または適切に管理されていないアプリケーションとデバイスに拡張する。XAMは、承認されていない、または管理されていないアプリやウェブサイト、およびMDMによって適切に管理されていない、またはその範囲外にある従業員や請負業者のデバイスを管理する機能を企業に提供する。
XAMの導入は、アクセス管理における大きな前進だ。XAMは、他のソリューションでは見落とされる可能性のある脆弱性を考慮し、より包括的なアクセス管理アプローチを提供することを目指している。XAMは、データやリソースにアクセスできるユーザーを組織がより詳細に制御できるように設計されており、企業が権限を割り当て、アクティビティーを監視し、許可されていないアクセス形式をブロックするのに役立つ。また、従業員の個人用デバイス、シャドーITアプリ、サードパーティーの請負業者のIDなどの領域に可視性と強制力をもたらす。
1PasswordのXAMがAWS Marketplaceで利用できることには、いくつかの利点がある。AWS Marketplaceではソリューションの購入と導入が簡単になるので、調達が簡素化される。また、全ての請求を1カ所で行える統合請求も提供され、便利だ。AWS Marketplaceが提供する拡張性と柔軟性は、小規模チームと大企業の両方に対応する。さらに、AWSの堅牢なセキュリティーインフラストラクチャーを使用することでデータ保護が保証され、コンプライアンス認定により規制要件への準拠が容易になる。
AWS Marketplaceでの1Password XAMのリリースは、サイバーセキュリティー分野における重要な進展だ。アクセス管理の包括的なソリューションを提供し、他のソリューションでは見落とされる可能性のある脆弱性に対処し、組織がデータとリソースへのアクセスをより詳細に制御できるようにする。AWS Marketplaceで利用できることにより、調達の簡素化、統合請求、スケーラビリティー、柔軟性、セキュリティーとコンプライアンスの強化など、いくつかの利点も得られる。
出典:1Password