1Password、企業向けに強化された管理機能を発表
大手企業向けパスワードマネージャーである1Passwordは、組織にさらなる制御と柔軟性を提供する新機能を導入する。これらのアップデートは、使いやすさを維持しながらセキュリティーを強化するように設計されており、従業員が会社のセキュリティーポリシーを遵守しやすくなる。
重要なアップデートの1つはApp Accessで、1Passwordブラウザー拡張機能の使用を制御できることだ。管理者はどの1Passwordアプリを使用して仕事用のVaultにアクセスできるかを決定できる。このリストにブラウザー拡張機能が追加されたことで、組織は従業員がブラウザーから通常の権限でVaultにアクセスできるかどうかを決定できるようになった。この機能は12月4日から段階的に展開される。
もう1つの重要なアップデートは、1Passwordアプリの自動ロック期間を設定できる機能だ。ノートパソコンやスマートフォンと同様に、1Passwordは一定時間操作がないと自動的にロックするように設定でき、重要なデータを潜在的な攻撃者から保護する。このアップデートにより、組織はセキュリティー上の懸念とユーザーの利便性のバランスを取りながら、ニーズに最適な自動ロック期間を決定できるようになった。この機能も12月4日から段階的に展開される。
3つ目のメジャーアップデートは、リリースチャネルポリシーの導入だ。1Passwordでは、プロダクション、ベータ、ナイトリーの3つの異なるリリースチャネルを提供している。新しいポリシーにより、組織はチームメンバーが利用できるリリースチャネルを選択できる。これにより、一貫したユーザーエクスペリエンスが確保され、早期アクセス機能に関連する潜在的なIT問題が軽減される。この機能も12月4日から段階的に展開される。
1Passwordは管理者向けベータプログラムも提供しており、一般公開前に新機能をテストできる。ベータ機能には、ログイン試行が複数回失敗した後にアクセスを制限する機能や、保存されたパスワードの複雑さのルールを設定する機能などがある。
出典:1Password